ネフローゼの全体像を知ろう!
1 ネフローゼそのものへの正しい知識を得よう
こんにちは。たにまるです。
今日もお会いできてうれしいです。
今回は、ネフローゼについての正しい知識を得るために、
どのような内容を学んでいくとよいかについて、
以下の本の目次をご紹介しながら考えてみたいと思います。
まずはネフローゼについておおまかに把握することが大事!
2 ネフローゼを理解するための全体像
改めてネフローゼとはどのような病気だったか確認してみましょう。
ネフローゼ症候群とは、蛋白質が尿中へ大量に漏れ出てしまう状態のことで、血液中の蛋白質の濃度が低下し、体がむくむ病気です。
『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』p28
尿からたんぱくがもれて、血液中のアルブミンが少なくなりからだがむくむ病気
『こどもの腎臓病と治療』p23
前回の記事では、まずこれらの説明を理解するためには、腎臓の基本的なしくみを理解することが重要だ、とお伝えしました。
では、ネフローゼについての理解を深めるにはどのような知識が必要なのでしょうか?
ネフローゼの全体像を知るためには、どんな項目が説明されているか、本の目次を見ることが一番参考になります。
まず『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』(2018年・東京医学社)の「第2章 とことん解説Ⅰ ネフローゼ症候群」の小見出しをみてみましょう(「→」はたにまるが補足して説明しています。)
一口に「ネフローゼ」といっても、種類や症状、治療法など広い理解が必要だということがわかります。
また『こどもの腎臓病と治療』(2018年・メディカ出版)では、「第4章 ネフローゼ症候群」のなかで次の項目について説明されています。
このようにネフローゼを理解するためには、ネフローゼの定義・分類・症状・治療・長期的な見通し・治療法などへの理解が必要だということがわかりました。
3 日常生活や食事、運動、心のケアやサポート制度などについての理解も
またネフローゼそのものへの理解だけではなく、どのような生活を送ったらよいのかについての知識も必要でしょう。
『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』では、特に第5章以降で次のような章があります。
食事や運動、予防接種や治療のあり方といった普段の生活で気を付けるべきポイントだけでなく、こどもたちや家族の心のケアについての必要性や、お金の心配を和らげるような制度や、家族会の存在などについて扱っています。
ネフローゼとともにどのように生活を送ったらよいのかについて、具体的な知識を得ることが重要だということがわかりました。
『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』のその他の章でも、事態に備えるための知識として「第3章 とことん解説Ⅱ 慢性腎炎」についてや、「第4章 とことん解説Ⅱ 透析療法と腎移植」などについての解説もあります。
また『こどもの腎臓病と治療』でも「第9章 腎臓病とうまくつきあい」の中で、食事や運動などイラストを用いながら具体的にどのような生活を送ったらよいのかについて説明があります。
またそれ以外の章でも、より広く腎臓病への理解を深めるため、腎臓病の種類やそれぞれの解説、検尿のことなどについての説明があります。
確かにネフローゼについて「正しい知識を得る」には幅広く全体を知る必要がありますが、最初から全部を理解することは難しいと思います。
少しずつ少しずつ、この2冊を見返しながら、徐々に理解していくことが重要です。
最初から全部理解しようとしなくて大丈夫です!
少しずつわかるところから読んでいこう!
4 まとめ
今回の記事は、「ネフローゼを知るためにはどんなことを知ればいいんだろう?」と、全体像を知るために、本の目次を参考にお伝えしてきました。
次回以降の記事では、それぞれの項目の内容について触れていきたいと思います。
今日も読んでくれて、ありがとうございました!