「正しい知識を得る」ための本〜基本になる2冊の紹介
1 正しい知識を得るための2冊
こんにちは。たにまるです。
今日もお会いできてうれしいです。
前回までの記事では、『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』の「序章 「慢性疾患のお子さんと保護者の方へのメッセージ」を引用しながら、
ネフローゼの子どもたちに身近な人たちに「知ってほしいこと」をお伝えしてきました。
今回の記事からは、サイトの目的である「正しい知識を得る」編として、
ネフローゼについてわかりやすく解説している本や内容をご紹介していきます。
信頼できる本だけ紹介するよ!
2 2冊を勧める理由
ネフローゼについて「正しい知識」を得るための本としては、以下の2冊が最も良いと考えています。
なぜこの2冊をおすすめするかについては、以下の理由を挙げています。
この2冊の理解を深めることで、
ご家族やお子さんの不安をやわらげることにつながったり、
今後普通の生活を送るための情報を得ることができたりと、
ネフローゼの「正しい情報を得る」役に立つはずです。
その他の本については、別の記事で紹介しますが、
あくまで参考や補足程度に紹介しています。
お医者さんが書かれた本ではあるのですが、出版年が古く最新の医学知識ではない可能性があることもあるため、あくまで参考程度に考えていただければと思います。
出版年が古い本には気をつけよう!
3 2冊の概要・特徴
3−1 伊藤秀一編『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』
こちらの本については、詳しい目次については以下のホームページに掲載されています。
本としては以下3点が特徴です。
以上のように、一般の人が手にとって理解しやすい内容になっています。
このサイトで一番おすすめしている本だよ!
3−2 後藤芳充編『こどもの腎臓病と治療』
こちらの本は、出版社のホームページで以下のように説明されています。
病気の正しい理解で患者・家族の不安を解消
腎臓病と診断されたこどもや家族の不安を少しでも和らげるために、病気について理解できるように、イラストを中心にやさしく解説した本。いろいろな種類の腎臓病があることや、最新の治療法について、ていねいに解説。患者説明にそのまま使うこともできる。
メディカ出版HPより
出版社のページには、詳しい目次や冒頭のページも読めますので、よろしければぜひご覧ください。
本としては以下の特徴があります。
また本の「はじめに」には次のように、書かれています(太字はたにまるが独自につけています)。
慢性の腎臓病をもった人は、長い間、時には一生病気につきあっていく必要があります。しかし、最近では慢性腎不全の人であっても、有酸素動は推奨されるようになってきました。食事制限も必要とする場合は非常に少ないです。つまり、腎臓病をもっていても、学校へ行ったり、友達と一緒に遊んだり、もちろん、勉強したり、競争することは十分できるということです。腎臓の病気を大きなハンディと考えず、病気の特徴をよく知ってもらいながら、必要のない“限界という枠”を自分で作ってしまうことのないようにしてほしいです。そうすることで、こどもたちは、立派に成長していきます。本がその手助けになりましたら幸いです。
「はじめに」『こどもの腎臓病と治療』
『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』でも書かれていたことが、この本でも強調されていることがわかるかと思います。
4 「正しい知識を得る」編の記事について
今後記事では、「正しい知識を得る」ために、この2冊の本を最終的には読者のみなさまの手にとってもらうために、内容を紹介するような記事を書いていきます。
医学的な知識については、正確さが大事ですので、本を実際に読んでもらえればと思いますが、
この2冊にどんな内容が書かれているのか紹介することで、少しでもこの2冊を手にとりやすいように記事を作っていきたいと思います。
今日も読んでくれて、ありがとうございました!