ネフローゼを理解するための本の選び方

tanijima

1 正しい知識を得るための本

たにまる
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こんにちは。たにまるです。

今日もお会いできてうれしいです。

今回は、ネフローゼ症候群を理解するために役に立つ本の選び方や実際の本について、紹介していきます。

これまでの記事でもお伝えしてきましたが、

まずはネフローゼについて「正しい知識を得る」ことが大切です。

そのためにはお医者さんが正確な医学の知識で書かれた本を読むことが、

理解への大事な一歩になります。

たにまる
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正しい知識を得るための本を探してみよう!

2 本を選ぶポイントは3つ

2−1 本を探すことが難しいネフローゼ症候群

 ネフローゼ症候群について知りたいと思ったとき、図書館やネットで本を検索してみると、

すごく難しい本だなぁ・・・。

これ誰が書いてるんだろう。信頼していいのかな・・・

情報が20年前のものだ、新しい情報はどうなんだろう。

と「正しい知識を得る」ための本を探すこと自体が難しいです。

この記事では具体的な本も紹介しますが、

今後新たに本が出版される場合もあります。

そこでまずはどのような本を選ぶとよいのかについてポイントを3つお伝えします。

たにまる
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3つのポイントを意識してみると、本でもネットの記事でも、どんな情報を信頼したらいいか考えるヒントになるよ!

2−2 ポイント①お医者さんが書いたものか

まず大切なことは、その本の内容が正確であるかということです。

特にネフローゼ症候群は、医学的な知識に基づいて解説されていることが大切です。

本は、心身や命に関わる内容ですので、

医学の専門知識があるお医者さんによって書かれた本をおすすめします。

たにまる
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大切な子どもの命を守るには、本が正確な内容じゃないとね。

2−3 ポイント② 一般の読者(保護者や子ども自身)向けに書かれた本か

ただお医者さんがネフローゼ症候群について書かれている本は、医療関係者向けに書かれた専門的な知識が必要な本が多いです。

そのため内容が、一般の人では理解できず、なかなか本を手にとることはできない場合も多いでしょう。

ですが、お医者さんの中にはネフローゼ症候群について、一般読者向けにやさしくわかりやすい説明をしている本もありますので、こうした本を読んでいただければよいかと思います。

たにまる
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難しすぎると、読み間違えちゃったりすることもあるから、わかりやすく読める本がいいよね。

2−4 ポイント③ 出版年が比較的新しいこと

お医者さんによってやさしく書かれた本であっても、出版年が古い場合には注意が必要です。

以前記事でも扱いましたが、ネフローゼ症候群をはじめとした治療は、年々発展しています。

そのため出版年が古い場合、その進歩に追いついていない内容の場合があります。

例えば、食事制限や運動制限に関する記述などは、昔と今ではだいぶ異なります。

また逆に一般の読者にとっては、何が新しい知識で何が古い知識であるのか判断がつかないという問題もあります。

その意味で、なるべく新しい出版年の本を読むことがおすすめです。

たにまる
たにまる

ネフローゼの本は、結構古い本が見つかる場合もあるので、注意だね。

3 ネフローゼを理解するためのおすすめの本

3−1 伊藤秀一編『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』(2018年・東京医学社)

このサイトの記事では何度も引用している『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』は、これまで一般向けに出されている本の中では、最もおすすめできる本です。

以下の出版社のホームページでは詳しい目次をご覧になることができます。

東京医学社『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』

また、横浜市立大学発生成育小児医療学教室(小児科学)では、本の「序章 慢性疾患のお子さんと保護者の方へのメッセージ」が公開されていますので、こちらもぜひご覧ください。

横浜市立大学発生成育小児医療学教室(小児科学)「腎臓グループ」

3−2 後藤芳充編著『こどもの腎臓病と治療』(2018年・メディカ出版)

こちらもよくサイトの記事で引用している『こどもの腎臓病と治療』もおすすめです。『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』と合わせてよむことでより理解が進みます。

出版社のホームページでは、詳しい目次や最初の方のページをご覧になれます。

メディカ出版『こどもの腎臓病と治療』

3−3 その他の本

 その他の本については、実は出版年が古いため、内容が古い場合があります。そのため基本的には先ほどの2冊をおすすめしています。

ただ部分的に参考になる本もありますので、今のところおすすめできて、図書館などで手に取ることができるものについても、2冊ご紹介します。

1つ目は『新・病気とからだの読本 9 こどもの病気』(2004年・暮しの手帖社)です。

「こどもの腎炎とネフローゼ」という章で、お医者さんにインタビューした文章が掲載されているので、非常にわかりやすい言葉で書かれています。

2つ目は、『難病の子どもを知る本 3 腎臓病の子どもたち』(2000年・大月書店)です。

こちらはイラストがふんだんに盛り込まれており、説明が視覚的に理解できるものになっていますので、絵本のような本になっています。

 この2冊以外では、なかなか図書館でも手にとることができなかったり、絶版になっているものも多いです。

たにまる
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『新 子どもの腎炎・ネフローゼ』と『こどもの腎臓病と治療』を読んだあとに、他の本は手に取ってみることがおすすめ!

4 おわりに

今回の記事では、ネフローゼ症候群を理解するための本の選び方についてお伝えしました。

・どんな本を選んだらいい?

・具体的にはどんな本を読むといいんだろう?

・本を読む時の注意点は?

など、記事にて確認いただければ幸いです。

たにまる
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今日も読んでくれて、ありがとうございました!

ABOUT ME
たにまる
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3歳から難病を発症。その後何度も入退院を繰り返しながら大学院まで修了。 学生時代に出会った学習障害の男の子との出会いをきっかけに療育や不登校指導、外国籍生徒指導など特殊指導を専門に従事
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